顔の主な筋肉
顔はたくさんの筋肉で構成されています。顔の筋肉にはどんなものがあるのでしょうか?顔の皮膚と皮下組織の下には、なんと30種類以上もの筋肉が存在しています!顔の筋肉がそれぞれ協力し合って働いているから、目元や口元、鼻などの複雑な動きができて、表情が作られるんです。「顔と頭皮は一枚皮でつながっている」とよくいわれますが、その下の筋肉もつながっているんですよ。
表情筋て何?
顔の筋肉といえば表情筋を思い浮かべる人が多いのでは?でも実は表情筋という名前の筋肉はないんです。喜怒哀楽などの表情を作り出す筋肉をまとめて「表情筋」と呼んでいるんです。ビックリですよね!表情筋が衰えると、支える力が弱くなって目元や口元のシワやたるみの原因になってしまいます!さらに、毛穴まで変形して髪の毛のうねりが強くなる原因になるのだとか….
皮膚と直接つながっている表情筋は、顔の土台となる部分!でも、日本語は表情筋をあまり動かさずに話す言語なので、普段の生活では表情筋を20〜30%程度しか使っていないそう…。意識して動かすようにしたいですね(汗)
顔の中で特に大事な筋肉
顔の印象をフレッシュに若々しく保つために必要な筋肉をご紹介していきます。
口輪筋(こうりんきん)
名前の通り口の周りを取り囲む筋肉です。口を閉じたり、すぼめたりするのに使います。口輪筋の衰えは、口元のたるみやシワにつながります。口元を若々しく保ちたいのなら、鍛えておきたい筋肉です☆
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
口元からこめかみにかけて伸びている筋肉で、口角を上外側に引き上げるときに働きます!大頬骨筋を鍛えると、口角がキュッと上がった笑顔美人をめざせます。この筋肉が衰えると、ほおが落ちて、ほうれい線ができやすくなってしまうので要注意!
小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
口角からほおに走る筋肉です。ウインクをしたときに上に上がる筋肉といえば、わかりやすいですね!口元を斜め上に引き上げる働きをしています。この筋肉がしっかりしていると、自然な笑顔を作ることができますよ♪
眼輪筋(がんりんきん)
目の周りを輪のように囲んでいる筋肉です。まぶたを開けたり閉じたりするときに使うほか、涙の量を調節するポンプのような働きもしているんです!見た目の若々しさと目の健康を保つうえで、欠かせない筋肉ですね!この筋肉が衰えると、上まぶたのくぼみや下まぶたのたるみ、目尻のシワなどにつながっちゃいます(汗)。
皺眉筋(しゅうびきん)
眉の上にある筋肉で、その名のとおり、眉間にシワを寄せるときに使う筋肉です。無意識のうちに眉をひそめていませんか?この筋肉が凝り固まると、まぶたが重く下がったり、眉間のシワが定着しやすくなったりします。意識的に動かして、ほぐしてあげましょう♪
側頭筋(そくとうきん)
こめかみあたりからあごに伸びる大きな筋肉です。物を噛むときに使う咀嚼筋(そしゃくきん)の一つ☆この筋肉が凝り固まった状態だと、たるみやむくみが生じて、老け顔の原因になってしまうのだとか…。
顔のたるみの原因は筋肉のたるみ?
顔のたるみは、肌のハリや弾力が失われることで起こります。
そして、その下にある筋肉も関係しています。
顔の筋肉が衰えることによる影響
年齢を重ねるにしたがって、全身の筋肉はだんだん衰えていきます。それは顔の筋肉も同じこと(汗)加齢によって顔の筋肉が衰えると、その上をおおっている皮膚や、脂肪を支えられなくなり、顔のたるみにつながってしまうんです!
顔の筋肉は、表情筋と呼ばれるように、コミュニケーションをとり笑ったり泣いたりといった表情を作るときに使うものです。表情を使う機会が少ないと自然と衰えてしまうのです。
コロナ禍で長引いたマスク生活。またコミュニケーションをメールやSNSで済ませる事が増えて、表情筋を使う機会は減る一方!そうなると、さらに表情筋が衰えて頬や目元がたるみがちになります。
反対に、使いすぎで発達することが影響することも
表情筋は使わなければどんどん退化していきますが、逆に使いすぎるのもよくありません。表情のクセによって同じ筋肉を使い続けていると、筋肉疲労を起こし、疲労物質や老廃物をためこんで、たるみやこわばりにつながります!
例えば、眉間にシワを寄せるクセがある人は、目の上部に皮膚が寄りがちでそこからたるみやシワができることも。また歯を食いしばったり、ガムを常食している人は咬筋や側頭筋が使いすぎで硬くなって、目元・口元両方にたるみができやすなってしまいます…使いすぎた筋肉をほぐしてあげるだけでも、フェイスラインがガラリと変わってフレッシュな印象になりますよ♡